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集団感染に対するリスク

金曜日, 10月 21st, 2016

介護職に就いて働いていると、集団感染が問題になることがよくあります。
利用者はもともと身体が弱っていて病気を持っていることも多く、免疫力が低下していることが多いのが特徴です。
健康な従業員は感染しないレベルであっても、もとも免疫力が低下している利用者はちょっとしたことで感染症にかかってしまいます。
それが閉ざされた空間の中で広まりやすく、最終的には従業員にまで広まってしまうこともあるのです。
人の出入りも多いことから、常にリスクにさらされていると言えるでしょう。

インフルエンザはその中でもリスクが高いことから悩みになりがちです。
インフルエンザにかかると利用者は肺炎を伴って命を落とすことすらもあり得るため、集団感染は介護施設にとって一大事になります。
特にシーズンになると感染予防の取り組みを盛んに行って対策をするのが一般的ですが、それでも感染が止められないこともあるのが事実です。
しかし、空気清浄機やマスク、消毒などで対策を行っていると、それほどシーズンには集団感染が起こりません。
むしろリスクが高いのは、シーズン外のインフルエンザであり、夏のインフルエンザで重篤になる利用者も少なくないのが実情です。
夏場は暑さで体力が低下していることに加えて、インフルエンザ対策が万全になっていないために、ウイルスが入ってくると感染が起こりやすくなります。
それに加えて、インフルエンザだという考えが頭にないため、ただの風邪だと誤解してしまうこともあるのです。
介護職に就いたら、年中インフルエンザの懸念は必要になってきます。